Selasa, 03 November 2020

米国株15時、ダウ565ドル高 バイデン氏優勢で大規模経済対策を期待 - 日本経済新聞

【NQNニューヨーク=戸部実華】3日の米ダウ工業株30種平均は大幅に続伸している。15時現在、前日比565ドル71セント高の2万7490ドル76セント(速報値)で推移している。米大統領選で民主党のバイデン前副大統領が勝利し上院選でも民主党が過半数を奪還すれば、大規模な経済対策が実施されるとの思惑が広がった。景気敏感株を中心に買われ、ダウ平均は690ドル近く上げる場面もあった。

世論調査では全国ベースの支持率でバイデン氏がトランプ大統領を明確にリードしている。混戦が回避されて「想定よりも早期に結果が判明しそうだ」(ダコタ・ウェルスのロバート・パブリック氏)との期待も広がり、買いを後押しした。アジアや欧州の株式相場も軒並み上昇し、投資家心理の改善につながった。

大規模な財政出動を見越し、米債券市場では国債増発の思惑から米長期債が売られ、10年物国債利回りは一時5カ月ぶりの高水準を付けた。利ざや改善期待で金融のゴールドマン・サックスやJPモルガン・チェースが大幅高となっている。

航空機のボーイングや機械のハネウェル・インターナショナル、建機のキャタピラーなど景気敏感株の上げが目立つ。前日は軟調だったスマートフォンのアップルやソフトウエアのマイクロソフトなどハイテク株も買われている。

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2020-11-03 20:23:12Z
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