4日の米株式相場は大幅続伸。S&P500種株価指数は5カ月ぶりの大幅高となった。大接戦となる米大統領選の開票結果が注視される中、強気相場の重要な要素は今後も温存されるとの見方が強まった。
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民主党バイデン前副大統領か現職トランプ大統領のどちらが大統領選で勝者になっても、上下院が「ねじれ議会」の結果になれば、株高の大きな原動力となった2017年のトランプ法人減税が巻き戻される可能性は低くなる。上下両院とホワイトハウスを民主党が制する状況は見込み薄となり、大規模経済対策の実現を見越した投資家の動きは修正を余儀なくされたが、年内に一部刺激策が成立する可能性は残っている。同時に、強気相場のもう一つの柱となってきた金融緩和を求める圧力が強まった。
S&P500種は前日比2.2%高の3443.44。ダウ工業株30種平均は367.63ドル(1.3%)高の27847.66ドル。ナスダック総合指数は3.9%、ナスダック100指数は4.4%それぞれ上昇した
個別銘柄ではウーバー・テクノロジーズとリフトが急伸。カリフォルニア州の住民投票で、同州の運転手を社員とみなす取り組みから両社のビジネスモデルを守る措置が承認されたことが買い材料視された。
大規模経済対策の実現の確率が低下したことで、米国債の買いも膨らんだ。ニューヨーク時間午後4時59分現在、米10年債利回りは14ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下の0.76%。4月以来の大幅な利回り低下となった。
外国為替市場ではドルが主要10通貨の大半に対し下落。午後の取引では資源国通貨が逃避先通貨をアウトパフォームした。投資家は翌日の連邦公開市場委員会(FOMC)政策決定も見据えている。
主要10通貨に対するドルの動きを示すブルームバーグ・ドル・スポット指数は0.2%低下。一時は1%上昇する場面もあった。ドルは対円では0.1%未満高い1ドル=104円52銭。ユーロは対ドルで0.1%高の1ユーロ=1.1726ドル。
ニューヨーク原油先物相場は3日続伸。米大統領選は激戦州で接戦となり、開票結果が出そろっていないため、投資家は米追加刺激策の規模やタイミング、ドル相場の先行きなどの予想見直しを強いられている。先物はこの日、上下に2ドルほど振れる展開となった。
ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物12月限は1.49ドル(4%)高の1バレル=39.15ドルと、1カ月ぶりの大幅高で終了。原油在庫の減少や株高で押し上げられた。ロンドンICEの北海ブレント1月限は1.52ドル高の41.23ドル。
金スポット価格は反落。米大統領選の結果待ちの中、ドルの動きにつられて0.4%高から1.4%安まで振れる荒れ模様となった。
ニューヨーク時間午後1時40分現在は0.6%安の1オンス=1897.75ドル。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物12月限は0.7%安の1896.20ドルで引けた。
原題:U.S. Stocks, Bonds Rally as Election Bets Retooled: Markets Wrap(抜粋)
USD Falls as Stocks Rally; Voting Results in Focus: Inside G-10(抜粋)
Crude Boosted by Shrinking Stockpiles and Broader Market Rally(抜粋)
Gold Holds Losses as U.S. Vote Count Stretches On; Oil Gains(抜粋)
(個別株の動きを追加、相場を更新します)
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2020-11-04 22:25:00Z
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