[ワシントン 12日 ロイター] - 米労働省が12日発表した6月の卸売物価指数(PPI、最終需要向け財・サービス)は前月比(季節調整済み)0.2%上昇と市場予想(0.1%上昇)を若干上回った。サービス価格が上昇した。ただ米連邦準備理事会(FRB)が9月に利下げを開始するとの見方は変わらなかった。
FWDBONDSのチーフエコノミスト、クリストファー・ラプキー氏は「工場の現場では消費者物価指数(CPI)に影響を及ぼすようなインフレ圧力はあまり感じられない」と指摘。「卸売物価の圧力は弱まりつつあるが、その傾向は劇的というよりはむしろ弱々しいものだ」と述べた。
5月の前月比は変わらずだった。
6月の前年比は2.6%上昇と2023年3月以降で最大の伸びを記録。市場予想は2.3%上昇、5月は2.4%上昇だった。
6月はサービス価格が0.6%上昇した。5月は0.3%上昇だった。
卸売業者や小売業者が受け取るマージン(利ざや)の尺度である最終需要貿易サービスが1.9%上昇したほか、ポートフォリオ管理費が前月の0.8%下落から一転1.0%上昇。航空運賃も前月の3.9%下落から1.1%上昇に転じた一方、宿泊費は前月の2.7%上昇から0.2%下落となった。
財の価格は0.5%下落。5月は0.8%下落だった。ガソリンが5月の7.3%下落に続き5.8%下落した。食品も0.3%下落。5月は変わらずだった。
変動が大きい食品とエネルギーを除いた財のコア指数は変わらず。5月は0.2%上昇だった。
食品とエネルギー、貿易サービス部門を除いたコア指数も変わらず。5月は0.2%上昇していた。前年比では3.1%上昇。5月は3.3%上昇だった。
食品とエネルギーを除いたコア指数は前月比0.4%上昇、前年比3.0%上昇。市場予想は前月比0.2%上昇、前年比2.5%上昇だった。
PPIとCPIに基づくと、FRBが重視するコア個人消費支出(PCE)は6月に約0.13%上昇となる見通し。5月は0.1%上昇だった。
前年比では2.5%上昇となる見込み。5月は2.6%上昇だったが、エコノミストによると小幅に下方改定される可能性があるという。
キャピタル・エコノミクスの北米チーフエコノミスト、ポール・アシュワース氏は「9月の利下げが見込まれているが、7月に予想外の動きが起こる可能性も完全には排除できない」と述べた。
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2024-07-12 15:34:00Z
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