英語・筆記
難易度、分量、出題傾向に関しては、いずれも昨年から大きな変化はなかった。読解問題の第5問は、はぐれた飼い犬を探しに行った山で老人と出会ったという話であり、問5は筆者の感情の変化を問う設問であった。共通テストの試行調査でも同様の趣旨の設問が出題されている。第4問Aの読解問題では、昨年まで表やグラフの内容の読み取りを含む出題が続いていたが、今年は本文と関連する図が出題された。また、昨年は出題されなかった最終段落に続く部分のトピックを問う設問が復活した。全体としては実践的なコミュニケーション能力を問うという現行課程の特徴を意識した出題であった。英文を読んで必要な情報を素早く読み取り、内容を正確に把握する力を身に付けていれば、十分対応できたであろう。(河合塾)
出題形式に変更なし。昨年同様、素材や目的に応じた読み方で、素早く概要把握させる問題や計算問題が出題された。出題分野は昨年同様、発音・アクセントから、読解、視覚情報を含む英文理解までの幅広い領域が問われており、多岐にわたるジャンルからの出題だった。(データネット)
英語・リスニング
出題形式に変更はなく、設問総数(25問)も同じであった。読み上げ文は約20語、印刷された質問・選択肢の総語数は約50語減り、選択肢の読み取りの負担は若干軽減され、音声も全体的に聴き取りやすかった。第1問の時刻や数の問題が取り組みやすくなった一方で、第2問では場面に合わせた応答表現の多様性が求められ、やや難しくなった。第3・4問は無理のない言い換え表現を基にした標準的な問題であり、全体的な難易度は昨年とほぼ同じ感がある。(河合塾)
出題傾向は昨年と同様、音声情報とイラストやグラフを含む文字情報とを組み合わせて答える問題が出題された。場面に応じた聞き取りを要する実践的な英語力が問われた。第3問Bでは、アルバイトの募集広告を見ながらの対話が出題され、日常に即した対話の内容理解が求められた。情報の類推や口語的な応答表現を問う問題もあったが、全体としてバランスの取れた出題だった。問題量と難易は昨年並。(データネット)
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2020-01-18 13:35:38Z
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