トルコの検察当局は3日(日本時間4日)、ゴーン被告が民間機で非合法にトルコに入国していたことが確認されたと発表した。

ゴーン被告は、昨年12月29日夜に関西空港からプライベートジェット機で日本を出発。同30日にトルコのイスタンブールを経由してベイルート入りしたとみられる。トルコの検察当局は逃亡に関与したとして7人を拘束し、うちゴーン被告を運んだ2機のパイロット4人ら5人について、裁判所が逮捕を決定。残り2人は釈放された。レバノン政府は、ゴーン被告が入国時にフランス旅券とレバノンの身分証明書を所持しており「入国は合法だった」との姿勢を示している。日本からの出国に関しては、日本の捜査当局が、出入国管理法違反(不法出国)容疑で捜査を進めている。

また、米紙ウォールストリート・ジャーナル電子版は3日、米陸軍特殊部隊で活動した民間警備会社の人物がトルコまで同行していたと報じた。この人物は逃走計画などの専門家として知られているという。