【ロンドン=佐竹実】英スーパー4位のモリソンズは3日、ソフトバンクグループ(SBG)傘下の米投資ファンド、フォートレス・インベストメント・グループなどによる買収を受け入れることで合意したと発表した。買収額は63億ポンド(約9600億円)。全て現金で、2021年中に買収を完了させる。モリソンズは米投資ファンドのクレイトン・ダビリアー&ライスから約55億ポンドの買収提案を受けていたが、価格が低すぎるとして6月に拒否していた。
モリソンズ買収で合意したのはフォートレスのほか、カナダの公的年金を運用するカナダ年金制度投資委員会(CPPIB)などによる投資家グループ。モリソンズのアンドリュー・ヒギンソン会長は「今回の買収提案はモリソンズの将来を認識した、株主にとって公正な価格だ」とコメントした。
モリソンズは英全土で約500店舗を持つ。オンライン販売にも力を入れているが、ネット通販専業やドイツの格安チェーンの台頭で競争は激しくなっている。21年1月期通期の売上高は176億ポンドで、ここ数年は大きく増減していない。2日時点の時価総額は58億ポンドだった。
英地元紙によると、フォートレスは約380億ポンドの資産を持つ。欧米でスーパーに投資しているほか、英国ではワイン小売店にも投資している。SBGは17年にフォートレスを買収していた。
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2021-07-03 12:07:06Z
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