一方、合わせて発表した来月までの1年間の業績見通しでは、最終的な利益を140億円と見込み、これまでの90億円のおよそ1.5倍に引き上げました。
これはアニメーション映画「劇場版『鬼滅の刃』無限列車編」の興行収入が先月末までに330億円を超えて国内で上映された映画で歴代1位と異例のヒットになったことが主な要因です。
ただ新型コロナウイルスの影響で洋画の公開がほぼ止まっていることなどから、前の1年間の最終利益を60%余り下回る水準で、依然として厳しい状況が続いています。
東宝の太古伸幸副社長は記者会見で「鬼滅の刃が『干天の慈雨』となったが、それがなければ大変な状況だった。新型コロナウイルスの感染の先行きは見通せず、来期以降も影響が続くのではないかと心配している」と述べました。
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2021-01-12 09:49:45Z
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