Rabu, 27 Januari 2021

Apple29%増益 10~12月、売上高は初の1000億ドル超 - 日本経済新聞

アップルの10~12月期はパソコン「Mac」などが伸びた=ロイター

【シリコンバレー=佐藤浩実】米アップルが27日発表した2020年10~12月期決算は売上高が前年同期比21%増の1114億3900万ドル(約11兆5970億円)だった。四半期売上高が1000億ドルを超えるのは初めて。新機種を発売した「iPhone」のほか、在宅勤務の浸透でパソコン「Mac」やタブレット「iPad」などの販売も伸びた。純利益は29%増の287億5500万ドルだった。

全体の約6割を占めるiPhoneの売上高は17%増の655億9700万ドルだった。アップルは高速通信規格「5G」に対応した「12」シリーズを20年10月下旬から順次発売した。19年と比べて1カ月あまり遅い投入だったが、単価の上昇などを背景に過去最高の販売額となった。

パソコン「Mac」は21%増の86億7500万ドルだった。新型コロナウイルス下の在宅勤務でパソコン需要自体が旺盛なほか、アップルは20年11月に自社開発のCPU(中央演算処理装置)を使うノートパソコンを発売して買い替え需要も取り込んだ。

タブレットの「iPad」は41%増の84億3500万ドル、腕時計型端末「Watch」など周辺機器部門は30%増の129億7100万ドルだった。アプリ配信の手数料収入や音楽配信などを含むサービス部門の売上高は157億6100万ドルで、前年同期と比べて24%増えた。

地域別の売上高は香港と台湾を含む中華圏が213億1300万ドルとなり、前年同期比で57%の大幅増となった。中華圏の増加は2四半期ぶり。全体の約4割を占める米州の売上高は12%増の463億1000万ドルだった。

27日の時間外取引でアップルの株価は終値を下回って推移している。

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2021-01-27 22:05:35Z
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