Selasa, 13 Juli 2021

不祥事続く三菱電機 社長が悔やむ「認識の甘さ」 - 朝日新聞デジタル

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三菱電機のロゴマーク

 三菱電機の杉山武史社長(64)が、検査不正問題の責任をとって今月中にも退く。後任は未定で、社内からの登用が有力視されている。杉山氏は2018年4月に就任して3年余り。不祥事が相次ぐなかで引責辞任に追い込まれた。今年で創立100周年の名門企業は、どこでかじ取りを誤ったのか。

 三菱電機は13日、杉山氏の動画メッセージを社内で配信した。複数の関係者によると、今回の不正について「言葉に尽くせないほどの衝撃を受けた」とし、原因や背景を解明する調査に協力するよう社員に呼びかけた。創立100周年での辞任は「たいへん残念で、慚愧(ざんき)にたえない」としながらも、今回の問題は社長が辞めざるをえないほど深刻で、「現在の三菱電機はまったなしの危機的状況にある」とした。後任の新社長のもとで信頼回復にとりくむよう求めたという。

 杉山氏が引責辞任を表明したのはこの10日ほど前のことだった。

 2日夕、東京・丸の内三菱電機本社で今回の不正を受けた緊急会見があった。杉山氏は「数度の全社点検を通じても発見・是正できなかったことは誠に申し訳なく、みなさまに深くおわび申しあげます」と述べ、両脇に立つ2人の役員とともに頭を下げた。

 担当役員が不正の内容をひと通り説明した後で、杉山氏は調査委員会の設置に言及した。社員の自殺が相次いだ労働問題やサイバー攻撃による情報流出など、就任後に発覚したほかの問題にも触れた。

 「みなさまからの信頼を大きく毀損(きそん)し、責任を痛感している。私が社長の職を辞し、新たな体制で信頼回復にとりくんでいくことが必要との判断に至りました」

 杉山氏が辞任を決意したのは会見前日の夜だったという。

 今回の不正は、長崎製作所(長崎県時津町)で鉄道車両設備の性能検査を長年にわたって偽装していたというものだ。経営陣が知ったのは6月中旬で、その時点では辞任は考えていなかったことになる。

 杉山氏ら経営陣は、不正を把握した後の対応も問題視されていた。

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引責辞任を表明し会見場をあとにする三菱電機の杉山武史社長=東京都千代田区、川村直子撮影

■不正発覚は18年以降6例目…

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2021-07-13 20:00:00Z
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