Kamis, 08 Juli 2021

NY円、上昇 1ドル=109円70~80銭で終了 日米金利差の縮小や株安で - 日本経済新聞

【NQNニューヨーク=横内理恵】8日のニューヨーク外国為替市場で円相場は上昇し、前日比90銭円高・ドル安の1ドル=109円70~80銭で取引を終えた。米長期金利が2月以来の低水準を付け、日米金利差の縮小を手がかりとした円買い・ドル売りが優勢だった。世界景気の先行き不透明感が意識され、主要国の株式相場が下落したことも低リスク通貨とされる円の買いを誘った。

米長期金利の指標である10年債利回りが8日に一時1.25%まで低下した。日本政府が8日に東京都に4回目の緊急事態宣言を発令し、新型コロナの変異ウイルスの感染拡大で世界景気の回復が遅れるとの懸念も強まった。

8日朝発表の週間の米新規失業保険申請件数が37万3000件と前週から増え、市場予想(35万件)を上回った。米景気の回復鈍化懸念や金融緩和の長期化観測につながり、円買い・ドル売りの手がかりとなった。米株式市場ではダウ工業株30種平均が一時500ドル超下げ、日欧株も下落した。投資家のリスク回避姿勢が強まり、円買いを促した。

この日の円の高値は109円54銭、安値は109円86銭だった。

円は対ユーロで4日続伸し、前日比40銭円高・ユーロ安の1ユーロ=130円00~10銭で取引を終えた。

ユーロは対ドルで3営業日ぶりに反発し、前日比0.0055ドル高い1ユーロ=1.1840~50ドルで終えた。米長期金利が低下し、ユーロ買い・ドル売りを誘った。欧州中央銀行(ECB)が8日に物価目標を変更し、一時的な物価の上振れを容認する姿勢を示した。ただ、ユーロは前日に4月以来の安値を付けており、材料出尽くし感からの買いが入った。

ユーロの高値は1.1868ドル、安値は1.1834ドルだった。

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2021-07-08 21:49:45Z
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