年2回のスパコン世界ランキングの1つとして、1Wあたりの性能を測るGreen500の2020年6月の結果が公開された。
1位は日本のPreferred Networksによる「MN-3」となり、1.62PFLOPSの処理性能で、21.1GFLOPS/Wの消費電力性能を達成した。MN-3はディープラーニングの処理に特化するMN-CoreやXeon Platinum 8260Mを搭載する全2,080コアのスパコンであり、消費電力は77kW。TOP500では394位となっている。
2位はNVIDIAの「Selene」で、27.5PFLOPSの処理性能で、20.5GFLOPS/Wを実現。AmpereアーキテクチャのGPUコンピューティングシステムDGX A100やAMD EPYC 7742を実装しており、全コア数は277,760基、消費電力1,344kW。TOP500において7位を獲得している。
3位は前回(2019年11月)2位だったPEZY ComputingとExascalerによる「NA-1」で、1.33PFLOPSの処理性能で、18.4GFLOPS/W。コア数の合計は1,271,040基、消費電力80kW。TOP500でのランキングは469位。
4位は前回1位だった富士通「A64FX(富岳)」のプロトタイプで(国産スパコン「富岳」のプロトタイプが消費電力性能ランキングで世界1位に参照)。1.99PFLOPSの処理性能で、16.8GFLOPS/W。コア数は合計36,864基、消費電力118kW、TOP500では205位となっている。
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2020-06-22 21:10:00Z
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