ソフトバンクグループは英半導体設計会社アーム・ホールディングスの保有株式について、新規株式公開(IPO)あるいは私募形式の取引を通じて、完全ないし部分的な売却を検討している。事情に詳しい複数の関係者が明らかした。
アームを再上場させることを選択した場合、同社は来年にも株式を公開する可能性がある。協議の非公開を理由に関係者が匿名で語った。ソフトバンクGの孫正義社長は昨年6月、5年以内のアーム再上場を目指す考えを示し、アームのサイモン・シガース最高経営責任者(CEO)も2023年ごろにIPOを実施する考えを示していたが、この計画よりもスケジュールが前倒しされることになる。
まだ決定は下されておらず、ソフトバンクGが最終的にアーム株を保有し続けることを選択する可能性もある。アームの株式はソフトバンクGと「ビジョン・ファンド」が全て保有している。
事情に詳しい関係者2人によれば、孫社長と側近らがこうした選択肢の検討を始めたのは、半導体企業の市場環境の改善が理由の一つ。保有資産の多くを売却し、自社株買いを通じて株価を押し上げることを目指すソフトバンクGの現在の戦略とも合致する。
アームを巡る計画を先に報じた米紙ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)によると、ゴールドマン・サックス・グループがこの案件のアドバイザーを務めている。アームとゴールドマン、ソフトバンクGの担当者はいずれもコメントを控えている。
ソフトバンクGは16年にアームを320億ドル(現在の為替レートで約3兆4300億円)で買収した。
ソフトバンクGのマルセロ・クラウレ最高執行責任者(COO)は13日に掲載された英紙フィナンシャル・タイムズ(FT)のインタビューで、向こう1年以内にアームの株式が公開されることはないとの見通しを示していた。
原題:
SoftBank Is Said to Explore a Sale or IPO of Chip Company Arm(抜粋)
(COOのインタビュー発言など情報を追加して更新します)
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2020-07-13 23:46:00Z
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