Kamis, 30 Juli 2020

米国株は下げ縮小、大型ハイテク銘柄に買い-ドル下落 - ブルームバーグ

A "Do Not Enter" street sign stands along Wall Street near the New York Stock Exchange (NYSE) in New York, U.S., on Monday, July 20, 2020. U.S. stocks fluctuated in light trading as investors are keeping an eye on Washington, where lawmakers will begin hammering out a rescue package to replace some of the expiring benefits earlier versions contained.

Photographer: Michael Nagle/Bloomberg

30日の米株式相場は下げ幅を縮小する展開。景気回復の遅さが嫌気された一方で、大型ハイテク株が決算発表を控えて買いを集めた。

  アップルとアマゾン・ドット・コム、アルファベット、フェイスブックは引け後の時間外取引で大きく上昇。アナリスト予想を上回る決算が好感された。米国債市場では利回りが3日連続で低下し、金融株の売りを誘った。米国内総生産(GDP)の過去最大の縮小と、トランプ氏が大統領選延期に言及したことを受けてドルは下落した。

  • 米国株は下げ幅縮小、決算控えたハイテク株が買いを集める
  • ドルは下落、米GDPとトランプ氏の選挙延期言及を嫌気
  • 米国債、朝方の堅調を維持-経済統計に反応
  • NY原油先物、約1カ月ぶりの大幅安-米指標が重し
  • 金スポットが10日ぶり反落-ワクチンで有望な試験結果

  S&P500種株価指数は下げ幅を縮小し、ナスダック100種指数は上昇に転じた。前日の引け後に決算を発表したクアルコムは急伸。強気の売上高見通しと、華為技術(ファーウェイ)との新たなライセンス契約発表が好感された。朝方の取引では、4-6月の実質国内総生産(GDP)速報値が過去最悪のマイナス成長を示したことに加え、新規失業保険申請件数が増加したことを受けて、株式相場は大きく下げていた。

  S&P500種が前日比0.4%下げて3246.22。ダウ工業株30種平均は225.92ドル(0.9%)安い26313.65ドル。ナスダック総合指数は0.4%上昇。

Index's biggest companies add far more market value than others

5大ハイテク企業が時価総額の大半

  シュワブ・センター・フォー・ファイナンシャル・リサーチのランディ・フレデリック氏は米経済について、「ここから良い方向に向かうのかどうかが問題だ。答えはまだ出ていないと思う。ウイルスの状況は多くの地域で悪化しており、経済活動の閉鎖に逆戻りした地域もある。企業決算が事前予想を上回ったかどうかという点では、期待のハードルをかなり低くしていたとはいえ実際にかなり好調だ」と述べた。

  外国為替市場では、ドル指数が2018年5月以来の水準に下落。トランプ大統領は新型コロナウイルス感染のパンデミック(世界的大流行)が落ち着くまで選挙を延期することについて、ツイッターで問いかけた。米GDP統計もドルの重しになった。原油相場の軟化を背景に、カナダ・ドルとノルウェー・クローネも下げた。

  ニューヨーク時間午後5時過ぎ現在、ICEドル指数は0.6%下落。一時は0.2%上昇していた。ドルは対円で0.2%安い104円73銭。ユーロは対ドルで0.5%高い1.1847ドル。一時は0.5%下げていた。

  米国債相場は朝方の取引に大きく上昇。米GDP縮小とドル・円の下落に支えられた。午後は静かな展開となり、株式相場が下げ幅を縮小したものの、米国債は堅調を維持。10年債利回りは3ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%) 下げて0.55%。 

  ニューヨーク原油先物相場はこの1カ月余りで最大の下げ。米国の4-6月成長率が少なくとも1940年代以降で最大の落ち込みを記録したことや、先週の米新規失業保険申請件数が2週連続で増加したことが影響した。

  ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物9月限は、1.35ドル(3.3%)安の1バレル=39.92ドル。ロンドンICEの北海ブレント原油9月限は81セント安の42.94ドル。

  金スポット価格は10営業日ぶりに下落。米ジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)が開発中の新型コロナウイルスのワクチン候補が、サルへの1回の投与で予防効果が表れたことが初期試験で明らかになった。この報道を受けて、逃避先としての金需要が減退し、一部の投資家が利益確定売りに動いた。

  スポット相場はニューヨーク時間午後3時8分現在、0.9%安の1オンス=1952.97ドル。6月5日以来の大幅な下げとなっている。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物12月限は0.5%安の1966.80ドル。

原題:U.S. Stocks Rebound From Lows on Big Earnings Day: Markets Wrap(抜粋)

Dollar at 2-Year Low After Trump’s Election Comment: Inside G-10(抜粋)

Treasuries Hold Gains Despite Stock Rebound; 10Y Tests Key Range(抜粋)

Oil Slides Most in a Month on Grim Economic Signals(抜粋)

Spot Gold Snaps Nine-Day Rally That Saw Metal Rise to a Record(抜粋)

(相場を更新し、市場関係者のコメントを加えます)

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2020-07-30 20:50:00Z
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