ビットコイン相場は今年、4000ドルを下回る水準まで急落した後に上昇基調に転じ、足下では1万2000ドルをはさんだ値動きとなっている。
暗号資産(仮想通貨)のコミュニティーは大抵いつでもビットコインに強気なものだが、今回の相場上昇が以前に比べて持続可能である複数の兆候がある。
まず、最大手投資家の一部からの需要が高まっている。
PwCのグローバル仮想通貨責任者ヘンリ・アルスラニアン氏(香港在勤)は「機関投資家からの関心の高まりが続いている」と指摘。「機関投資家は現在、規制下にある複数の機関投資家級プレーヤーを介してデジタル資産にアクセスできる」とし、「これが18カ月前とは違う」と述べた。
次に、半減期という要因がある。JPモルガン・チェースは、生産コスト手法を使って計算するビットコインの本質的価値が半減期によって跳ね上がったと指摘する。
ブルームバーグ・インテリジェンスのマイク・マクグローン氏はビットコイン上昇の可能性を探るため、前回の半減期前後の価格動向を調査。今月に入って出したリポートで同氏は、ビットコイン価格が年内に1万4000ドル台を試す公算が大きいとし、「2016年の傾向を踏襲するとすれば、今年は約2万ドルの過去最高値にも近づくとみている」と述べた。
また、人口動態の要因もある。JPモルガンのニコラオス・パニギリツオグル氏は、ミレニアル世代がビットコインを「代替」通貨として支持していると指摘。この世代的な支持は、ビットコインに強気で知られるファンドストラットの共同創業者トム・リー氏も長年のテーマとしてきた。同氏は1月のリポートで、この世代は向こう20年で68兆ドル(約7250兆円)を相続することになると分析している。
原題:
Bitcoin Once Again Giving Bulls Hope for $12,000 and Well Beyond(抜粋)
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2020-08-12 01:06:00Z
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