インターネットイニシアティブ(IIJ)は20日、データ通信量が少ない格安スマートフォン利用者向け新プランの提供を始めたと発表した。音声通話がないプランでは高速データ通信を1ギガ(ギガは10億)バイトまで1カ月あたり480円で使える。低価格を前面に打ち出し、年間5万回線の契約獲得を目指す。
名称は「IIJmioモバイルプラスサービス 従量制プラン」。音声通話なしだと1ギガバイトまでのデータ通信を480円、2ギガバイトまでは700円で使える。音声通話機能付きでは1ギガバイトまで1180円、2ギガバイトまで1400円。高速通信データの上限は利用者が設定し、そこまでは使った分だけの課金となる。2ギガバイト以降は1ギガバイト単位で200円ずつ加算される。
毎月のデータ通信量が3ギガバイト以下の人を主な利用者に見込んでいる。オンライン会見に出席した矢吹重雄MVNO事業部長によれば、在宅勤務者が増えたことで6月の固定回線の通信量は2月と比べて12%増えたという。一方で自宅ではWi-Fiを使う人が多く、携帯回線の通信量は7%減った。低容量帯の安いプランを望む声は以前から多く、要請に応える。
従来のIIJの主力プランで最も安いのは、音声通話機能付きだと高速データ通信が3ギガバイトまでで1600円。新プランに切り替えて高速通信を1ギガバイトまでしか使わなかった場合、1カ月あたり400円以上の料金を抑えられるという。
格安スマホ事業者は大手キャリアから通信回線を借りて割安な通信サービスを提供する。同業他社では日本通信がNTTドコモに通話回線のレンタル料の引き下げを求めていた問題で、総務省がドコモに値下げを求める裁定を公表。日本通信は通話し放題の新料金プランを7月に発売した。
矢吹氏は音声通話についても「他社に対抗できる積極的なプランを作りたいと考え、情報を集めている」と述べた。
(藤井太郎)
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2020-08-20 06:29:48Z
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