Senin, 07 Desember 2020

敗者復活2回は「不平等」 自助求める首相に派閥領袖は - 朝日新聞デジタル

 小選挙区で敗れて比例区での復活当選を重ねている現職衆院議員は原則、比例区では公認しない――。菅義偉首相が自民党幹部に伝えたとされる意向が党内に波紋を広げている。派閥の領袖(りょうしゅう)たちが巻き返しへの動きを見せる中、無派閥の首相はどこまで切り込むのか。

 11月8日昼。首相は都内ホテルの和食店で、自民党の山口泰明・選挙対策委員長と日本ソバを口に運んでいた。首相と当選同期で距離の近さでも知られる山口氏はこう党内の現状を訴えた。

 「同じ都道府県内に小選挙区で勝った議員と比例復活の議員がいる。本来は比例復活の方が、より頑張らないといけないのに、必ずしもそうではない」

拡大する写真・図版菅義偉自民党総裁(中央)とともに記念撮影に臨む二階俊博幹事長(右端)と山口泰明選対委員長(左端)=2020年9月15日、東京・永田町の自民党本部、恵原弘太郎撮影

 選対委員長に就いた9月から全国行脚を続けている山口氏。比例復活の議員の名を具体的にいくつか挙げながら苦戦が予想される選挙区の実情を報告した。

 衆院議員は来年10月に任期満了を迎える。解散戦略に直結する話題だけに、首相は強い興味を示し、かき揚げの天ぷらとエビ天2本を平らげ、デザートにおしるこまで頼んで耳を傾けた。そしてこんな言葉を口にしたという。

 「自民党の活性化のためには、…

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2020-12-07 10:00:00Z
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