米国の一部の州の電力問題として始まったテキサス州の大寒波が、世界の原油市場にも波及している。
トレーダーや業界幹部によると、米国の原油生産の約40%に相当する日量400万バレル余りの生産が現時点で止まっている。世界最大級の製油中心地では生産が大幅に減少している。
米原油生産4割減、落ち込み過去最大-猛烈な寒波で油井操業停止
トラフィグラ・グループの石油取引共同責任者ベン・ルコック氏は「悪天候のためにテキサス州で失われた原油生産量を市場は過小評価している」と指摘した。
北海ブレント原油先物はアジア時間18日午前の取引で、1バレル=65ドルを突破した。65ドルの大台乗せは2020年1月以来。10カ月前には新型コロナウイルス感染拡大に伴う需要ショックで、16ドルを下回っていた。
北海ブレント先物が65ドル突破、20年1月以来-米寒波で生産が減少
過去には米国の気象関連の混乱は国内のみの問題だったが、今では間違いなく世界的な問題となっている。失われた米輸出分を穴埋めする動きに、欧州の原油相場は上昇。石油輸出国機構(OPEC)と非OPEC加盟産油国は、供給抑制をあとどれぐらい続けるのか決定しなければならない。
生産停止期間の見通しはここ数日で徐々に長くなっている。アナリストらは特に通常氷点下にならない地域で、インフラの復旧に要する時間を見極めようとしている。
トレーダーやコンサルタントらは当初、米原油生産への打撃が2-3日続くと予想していた。しかし現時点では、週末までに事態が大きく回復し始める可能性は低いとみられている。
原題:Big Freeze in Texas Is Becoming a Global Oil Market Crisis、Brent Oil Advances Above $65 for First Time Since January 2020
(北海ブレント原油相場を更新し、3段落目にコメントを追加します)
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2021-02-18 00:59:00Z
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