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2日の米株式相場は続伸。空売り比率が高い銘柄の株価を押し上げていたトレードが下火となった。投資家は発表が相次ぐ企業決算の評価も進めている。
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通常取引終了後に発表されたアルファベットとアマゾン・ドット・コムの四半期決算は、売上高がともに市場予想を上回った。アマゾンはジェフ・ベゾス最高経営責任者(CEO)が2021年7-9月(第3四半期)に退任することも発表した。
S&P500種株価指数の業種別指数は全て上昇。中でも金融や資本財・サービス、小売りの上げが目立った。ダウ工業株30種平均を構成する30銘柄のうち、25銘柄がプラスで終えた。昨年10-12月の増益を発表した宅配大手ユナイテッド・パーセル・サービス(UPS)が買われたほか、石油大手エクソンモービルは四半期配当を維持する方針が好感されて値上がりした。
一方、個人投資家の間で人気を博した投機的なトレードは崩れ、ゲームストップとAMCエンターテインメント・ホールディングスはともに40%を超える下げを記録した。
S&P500種は前日比1.4%高の3826.31。ダウ平均は475.57ドル(1.6%)高の30687.48ドル。ナスダック総合指数は1.6%上昇。ニューヨーク時間午後4時52分現在、米10年債利回りは2ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇の1.09%。
バーデンス・キャピタル・アドバイザーズのポートフォリオ戦略担当ディレクター、メーガン・ホーネマン氏は、「水面下で楽観が生まれている」と指摘。「リテール投資の熱狂がやや落ち着いたことが、若干の楽観をもたらしている。市場が落ち着きを取り戻す場面ではいつも、全ての投資家から安堵(あんど)のため息が出る」と語った。さらに、米追加経済対策を巡る動きも地合いを支えていると指摘した。
外国為替市場ではICEドル指数が上昇。テクニカル指標が強気を示したことや、先物のショートカバーが背景にある。
ドルは対円で0.1%高の1ドル=105円ちょうど。5営業日続伸で、ここ4カ月余りで最長の連続高となった。ユーロは対ドルで0.2%安の1ユーロ=1.2042ドル。
ニューヨーク原油先物相場は続伸。約1年ぶりの高値を付けた。コロナ禍からの回復や世界的な在庫減少を背景に買いが続いた。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物3月限は1.21ドル(2.3%)高の1バレル=54.76ドルで終了した。ロンドンICEの北海ブレント4月限は1.11ドル高の57.46ドル。
ニューヨーク金先物相場は反落。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物4月限は1.6%安の1オンス=1833.40ドルで終了。
原題:U.S. Stocks Rally as Day-Trading Frenzy Collapses: Markets Wrap(抜粋)
Dollar Gains Amid Short Covering, Technical Boost: Inside G-10(抜粋)
Oil Jumps to One-Year High With Depleting Supplies Aiding Rally(抜粋)
(市場関係者のコメントを追加し、相場を更新。原文を差し替えます)
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2021-02-02 21:53:00Z
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