Rabu, 10 Februari 2021

米株市場でビットコイン保有会社に脚光、テスラの投資発表追い風 - ロイター (Reuters Japan)

 米国株式市場では今年に入ってから、ビットコインに投資している企業の株価が大幅にアウトパフォームしており、米電気自動車メーカー大手テスラによるビットコインへの15億ドル投資発表を受けてさらに値を上げている。写真はイメージ。1月撮影(2021年 ロイター/Dado Ruvic)

[10日 ロイター] - 米国株式市場では今年に入ってから、暗号資産(仮想通貨)ビットコインに投資している企業の株価が大幅にアウトパフォームしており、米電気自動車(EV)メーカー大手テスラによるビットコインへの15億ドル投資発表を受けてさらに値を上げている。

テスラは8日、ビットコインに約15億ドル投資したと明らかにし、テスラ車両や製品の購入でビットコイン利用を受け付ける見通しを示した。これを受けてビットコインは急騰。9日には4万8000ドル超の過去最高値を付けた。

テスラ株は発表を受けて8日に上昇。9日は1.6%下落したものの、年初来の上昇率は20%と、S&P総合500種の4%高をアウトパフォームしている。

ビットコインに投資している企業の株価も上昇。ソフトウエア会社マイクロストラテジーは9日に22%値を上げ、今週に入ってからの上昇率が50%を超えたほか、年初来の上昇率も200%を超えている。同社はこれまでに約7万1079ビットコイン(現在30億ドル超相当)を購入。同社の時価総額(118億ドル)に対する比率が25%を超えている。

カナダの金融テクノロジー会社モゴも9日に45%高。テスラの発表を受けてからの上昇率は85%となった。同社は昨年12月にビットコインに最大150万カナダドルを投じると表明していた。

決済サービスのスクエアは約1%安。年初来の上昇率は19%。同社は昨年10月に約5000万ドルで4709ビットコインを購入したと発表。これは2020年第2・四半期末時点の資産総額の約1%に当たり、これらビットコインの現在の価値は2億ドルを超えている。

ビットコイン採掘会社マラソン・パテント・グループは今週に入ってから60%超上昇。年初来では260%値を上げている。同社は1月に1億5000万ドルで約4900ビットコインを購入したと発表していた。

決済サービス大手ペイパル・ホールディングスは年初来で21%上昇。同社は昨年10月、仮想通貨市場に参入。自社のオンラインウォレットを利用してビットコインなどの仮想通貨を顧客が売買したり、保有したりすることを認めた。

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2021-02-10 08:43:00Z
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