Kamis, 19 Maret 2020

新型コロナで内定取り消しの学生 神戸市が任期1年の職員で採用へ - 神戸新聞

 神戸市は19日、新型コロナウイルスの影響で、就職の内定が取り消しになった学生を、1年間の任期付きで市職員に採用すると発表した。100人程度を想定し、今月下旬にも募集を始め、順次面接して採用する。卒業後の生活費を得ながら新たな就職活動ができるようにする支援策で、市によると他の自治体では例がないという。

 対象者は、神戸市在住で今春に大学や短大、高専、専門学校を卒業予定で、4月に入社予定だった企業などから内定を取り消された学生。市外在住で市内の大学などを卒業する人も対象となる。

 採用選考は1回の面接のみ。4月1日から順次採用し、任期は来年3月末まで。配属先は、区役所の窓口など4月に繁忙期を迎える部署などを想定している。

 久元喜造市長は定例会見で「(内定取り消しの)実態は分からないが、自治体としてやれることをやる」と述べた。詳細な募集要項は今後発表する。(初鹿野俊)

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