1日の東京株式市場で日経平均株価は反発し、前週末比184円50銭(0.84%)高の2万2062円39銭で終えた。国内での経済活動が再開に向かうとの期待が広がった。米中対立を巡る警戒が和らいだとの見方からアジア各国・地域の株式相場が上昇したのも支えとなり、終値は2万2000円台を回復。2月26日以来、およそ3カ月ぶりの高値を付けた。
東京都は新型コロナウイルスの感染状況が収束してきたとして、1日から幅広い業種で休業要請を解除した。国内経済の中心地での経済活動の再開で、景気が底入れに向かうとの受け止めが広がった。
トランプ米大統領が5月29日の記者会見で、米国が香港に認めている優遇措置を見直す手続きに入ると発表した。だが中国との貿易合意の撤回や追加の対中追加関税などへの言及はなく、米中対立が先鋭化するとの警戒を和らげた。1日の香港株式市場でハンセン指数が大幅高となったことが買い安心感をもたらし、日経平均の上げ幅は一時280円を超えた。
直近の急ピッチな株高を受け高値警戒感も広がった。米国で白人警官による黒人暴行死への抗議デモが各地で広がるなか、今後の動向を見極めたいとの姿勢もみられた。後場は短期の利益を確定する目的の売りが出て日経平均は伸び悩んだ。
東証1部の売買代金は概算で2兆3258億円。売買高は12億168万株だった。
JPX日経インデックス400は反発。終値は前週末比53.56ポイント(0.38%)高の1万4132.45だった。東証株価指数(TOPIX)も反発し、5.08ポイント(0.32%)高の1568.75で終えた。
東証1部の値上がり銘柄数は998と全体の約46%にとどまった。値下がりは1094、変わらずは78銘柄だった。
ファストリやソフトバンクグループ、東エレクが上昇。日立や商船三井、日本製鉄が高く、資生堂、花王、任天堂が堅調だった。一方、第一三共や武田、塩野義が軟調。三菱UFJや第一生命HDが安く、JR東日本やファミマ、OLCが下落した。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕
https://news.google.com/__i/rss/rd/articles/CBMiPGh0dHBzOi8vd3d3Lm5pa2tlaS5jb20vYXJ0aWNsZS9ER1hMQVNTMElTUzE2X1IwMEMyMEE2MDAwMDAwL9IBAA?oc=5
2020-06-01 06:24:00Z
52782447901849
Tidak ada komentar:
Posting Komentar