6日の東京株式市場で日経平均株価は大幅に3日続伸し、前週末比407円96銭(1.83%)高の2万2714円44銭で終えた。6月10日以来、約1カ月ぶりの高値。6日、中国の政府系メディアが株高を支持する論説を展開したことや、景気回復期待から中国・上海株が大幅に上昇し、買い安心感が広がった。半導体関連株や景気敏感株の上昇が目立った。
今週は日本株の主要な上場投資信託(ETF)の決算日が集中しており、朝方は分配金支払いにからんだ売りが出て日経平均は軟調に推移するとの見方が多かった。「下落を予想していた売り持ち勢の買い戻しを巻き込んだ」との声もあった。「3日は米株式市場が休場だったため、海外投資家の売りが出にくかった」との声も聞かれた。
JPX日経インデックス400は3日続伸。終値は前週末比216.17ポイント(1.54%)高の1万4234.96だった。東証株価指数(TOPIX)も3日続伸し、24.82ポイント(1.60%)高の1577.15で終えた。業種別TOPIXは33業種すべて上昇した。海運業、非鉄金属、鉄鋼、機械などの上げが目立った。
東証1部の売買代金は概算で1兆8013億円、売買高は10億2539万株と低調だった。東証1部の値上がり銘柄数は1888銘柄と全体の87%を占めた。値下がりは244、変わらずは38銘柄だった。
東エレク、スクリン、SUMCOが買われ、日産自、日本製鉄、パナソニックも上昇した。半面、中外薬、塩野義は下落した。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕
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2020-07-06 06:22:00Z
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