ソフトバンクグループの孫正義社長は11日の決算会見で、半導体設計子会社の英アームについて、保有株式の一部あるいは全てを売却することを「選択肢の一つとして検討を開始している」と述べた。
孫社長は、もともと上場企業だったアームは2023年の再上場を目指してきたと説明した上で、「興味があるという意見も現れた」と発言。他社への売却の可能性を示唆した半面、「来年か再来年に上場するのももう一つの選択肢」とし、「ぎりぎりまでどういう選択肢がベストか、両方をにらみながら検討していきたい」と話した。交渉相手についてはノーコメントとしている。
3月に発表した4兆5000億円の資産売却プログラムに関しては、「必ず達成する」と強調した。孫社長は、アリババ・グループ・ホールディングや国内通信子会社のソフトバンク、TモバイルUSの一部株式売却を通じて既に4兆3000億円を調達し、進捗(しんちょく)率は95%だと説明。「私としては、コミットしたことは何としてもやる」と語った。
総額2兆5000億円の自社株買い計画のうち、残る1兆5000億円についても「必ず実施する」と表明。ただし、取得完了時期については「柔軟性を持たせた方がソフトバンクの守り、株主のためにもいい」との考えを示した。残る自社株買い枠は来年3月末までを取得期間とする5000億円、同7月30日までの1兆円となっている。
また、孫社長が33%、ソフトバンクGが67%を出資する資本金600億円の投資運用子会社を設立したことを明らかにした。上場企業の株式に投資するといい、「3分の1出資で自らリスクを取る」と話した。同社長によると、既に流動性の高いIT株を購入し、具体的な銘柄名としてアマゾン・ドット・コムやフェイスブック、アップルを挙げた。
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2020-08-11 08:00:00Z
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