Rabu, 21 Oktober 2020

JR東、首都圏在来線17線の終電最大30分繰り上げへ - 朝日新聞デジタル

 JR東日本は21日、来春のダイヤ改定で、首都圏の在来線の17線で終電時刻を繰り上げると発表した。繰り上げ幅は最大37分程度。一律に終電時刻を早めるのは1987年のJR東の発足以来初めて。JR東は新型コロナウイルスの影響で深夜の乗客が減少したことや、保守作業に充てる時間を確保し、作業の効率化と作業員の働き方改革を進める狙いがあるとしている。

 終電繰り上げの対象は、東京駅を中心とした100キロ圏内を走る▽山手▽京浜東北・根岸▽東海道▽横須賀▽南武▽横浜▽中央(快速、各駅停車)▽青梅▽武蔵野▽総武線(各駅停車)▽京葉▽高崎▽宇都宮▽埼京・川越▽常磐(快速・各駅停車)――の各線。

 現在は午前1時半過ぎまで運行する路線もあるが、ダイヤ改定後は終着駅に着くのが遅くても午前1時過ぎになる。最も前倒し幅が大きいのは、高崎線の上野発新前橋行きと青梅線立川駅発奥多摩行き。現在の終電は上野発が午後11時7分、立川発が午後11時36分だが、いずれも37分程度早まる。京葉線の東京発蘇我行き、中央線東京発高尾行きはともに終電の出発が30分程度前倒しされる。

 JR東は、繰り上げ対象となる列車の乗客数を今年9月の輸送実績から1日平均で約2万人と算出。夕方以降の全体の乗客数の1%に満たないという。

 新型コロナウイルスの影響で乗客が大幅に減少したことから、JR東は2021年3月期決算で純損益が4180億円の赤字(前年は1984億円の黒字)になると見込む。終電の繰り上げで十億数円規模のコスト削減を当て込む。

 また、始発も中央線(各駅停車)など5路線で最大17分程度繰り下げる。12月には郊外から都心に向かう列車の終電繰り上げも発表する予定だ。

 終電をめぐっては、首都圏の小田急電鉄、京急電鉄、西武鉄道も繰り上げを検討している。JR西日本は9月、来年3月のダイヤ改定で近畿の主要路線で最大30分終電を早めると発表。1日あたりの作業量を増やせるため、深夜の保線作業にあたる作業員の休みは月1日ほど増える見込みだという。広報部によると、同社には乗客から「仕事が夜遅いので困る」「働き方改革につながる良い取り組みだ」といった賛否の声が寄せられているという。

 東海地方はJR東海、名鉄、近鉄、名古屋市営地下鉄など、主要な交通機関での終電繰り上げは現時点でないという。JR九州は来春のダイヤ改定で、終電の繰り上げや、福岡市などの都市圏での減便を検討している。九州新幹線を除いた、9月の鉄道取り扱い収入は前年同期比で5割以上落ち込んでいる。新型コロナウイルスが収束した場合でも、「利用者は100%に戻ることはない」(青柳俊彦社長)とみており、利用状況に応じてダイヤを調整する考えだ。

 西日本鉄道(福岡市)も、福岡県内を南北に走る天神大牟田線や、路線バスの最終時間の繰り上げを検討する。緊急事態宣言の解除後も利用者の戻りは鈍く、9月でも鉄道、バスともに前年同月比で2~3割少ない。

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