Rabu, 14 Oktober 2020

NYダウ続落、165ドル安 追加の経済対策難航で - 日本経済新聞

【NQNニューヨーク=戸部実華】14日の米株式市場でダウ工業株30種平均は続落した。前日比165ドル81セント(0.6%)安の2万8514ドル00セントで終えた。追加経済対策の早期合意は困難との見方が広がり、市場心理が悪化した。投資家が運用リスクを回避する姿勢を強め、ハイテク株など足元で買われていた銘柄を中心に売りが優勢になった。

追加の経済対策で野党・民主党と協議を続けるムニューシン米財務長官が「米選挙前に何らかの合意に至るのは難しい」との考えを示したと伝わった。米国では新型コロナウイルスの新規感染者や入院患者数が再び増加傾向にある。経済支援が一時的に打ち切られ、景気回復が遅れるとの見方が強まった。

午前中は上昇していたハイテク株が崩れたのも相場の重荷となった。顧客情報管理のセールスフォース・ドットコムやソフトウエアのマイクロソフト、動画配信のネットフリックスが午後にかけて下げに転じた。決算期待で上昇が続いていたが、一旦利益を確定する売りが優勢になった。

市場では「早期の経済対策の成立が難しくなり、選挙で民主党が勝利すれば大規模な経済対策が実施されるとの観測がかえって強まった」(キングスビュー・アセットマネジメントのポール・ノールト氏)との指摘があった。化学のダウ、建機のキャタピラーなど景気敏感株の買いを誘った。ハイテク株を売って景気敏感株に乗り換える動きが広がったようだ。

14日に市場予想を上回る2020年7~9月期決算を発表した医療保険のユナイテッドヘルス・グループが、材料出尽くしの売りに押された。前日に大幅に上昇した映画・娯楽のウォルト・ディズニーも売られ、ダウ平均の重荷となった。

米株は朝方は買いが先行し、ダウ平均の上げ幅は100ドルを超える場面があった。欧州中央銀行(ECB)の追加緩和観測を受けた世界的な低金利政策の長期化の思惑が相場を支えた。

ハイテク株比率が高いナスダック総合株価指数も続落し、前日比95.17ポイント(0.8%)安の1万1768.73で終えた。週初に9月に付けた過去最高値に迫ったが、目先の利益を確定する売りが優勢だった。

14日まで開催する有料会員向けセール「プライムデー」に伴う業績期待で上昇してきたネット通販のアマゾン・ドット・コムは2%安となった。SNS(交流サイト)のフェイスブックも安い。一方、アナリストの目標株価の引き上げが相次いだスマートフォンのアップルは小幅高で終えた。

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2020-10-14 20:13:36Z
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