9日の東京外国為替市場で円相場は急伸した。17時時点は1ドル=102円23~26銭と前週末同時点に比べ3円56銭の円高・ドル安だった。11時すぎに一時101円55銭近辺と2016年11月以来、3年4カ月ぶりの高値を付けた。欧米などで新型コロナウイルスの感染拡大が続き、マネー収縮の思惑から対外債権国の通貨である円に上昇圧力がかかった。
石油輸出国機構(OPEC)とロシアなど非加盟産油国が協調減産で合意できず、サウジアラビアが石油の増産に転じるとの報道があった。ニューヨーク原油先物相場が日本時間9日の時間外取引で急落し、運用リスクを回避するための円買い・ドル売りにつながった。
9日の日経平均株価は下げ幅が一時1200円を超え、歩調を合わせた円買いも集まった。損失覚悟の買い戻しも巻き込み「買いが買いを呼ぶ」展開となった。
円は対ユーロで4日続伸した。17時時点は1ユーロ=116円85~91銭と、前週末17時時点に比べ2円の円高・ユーロ安だった。11時すぎには一時116円45銭近辺と19年9月以来、半年ぶりの高値を付けた。ドルに対して円が買われ、円買い・ユーロ売りに波及した。
ユーロは対ドルで続伸した。17時時点は1ユーロ=1.1430~32ドルと同0.0196ドルのユーロ高・ドル安だった。11時前には一時1.1495ドル近辺と19年1月末以来、およそ1年1カ月ぶりの高値を付けた。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕
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2020-03-09 08:24:00Z
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