新型コロナウイルスの感染が各地で広がる中、お盆休みの帰省シーズンに入った。例年なら最も混み合う最初の週末の8日、各交通機関に目立った混雑はなかった。移動自粛を呼び掛ける自治体もあり、帰省する人たちは感染予防に気を配っていた。
JR博多駅の新幹線改札口では、スーツケースを引く帰省客や出迎える家族の姿は少なく閑散としていた。奈良県の実家に8歳の息子と向かうという福岡市の女性(46)は「父が高齢のため、うがいやアルコール消毒を徹底して過ごしたい」と話した。
駅に到着した大阪市の自営業の男性(48)は「父の初盆で帰省したが、ほかに出掛けられないので日帰りする」。乗車した車両は7割ほどが空席で、乗客は「密」にならないよう間隔を空けて座っていたという。
JR西日本によると、下りのピークとなる8日でも、新大阪発の山陽新幹線みずほ605号の自由席乗車率が前年比110ポイント減の10%となるなど車両は終日空席が目立った。九州新幹線もさくら545号で47%となり低調。上りのピークは16日とみている。
帰省を諦めて近場で過ごす人も。福岡市・天神で買い物をしていた福岡県大野城市の会社員宮朋克さん(32)は山口県への帰郷を見送ったという。「先月に第2子が生まれたばかり。親も福岡に遊びに来たがっていたが、互いに感染させたら大変なので…」と残念がった。
(具志堅聡、一瀬圭司)
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2020-08-08 13:00:00Z
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