【ニューヨーク時事】5日のニューヨーク株式相場は、景気敏感株が上げを主導し、3日続伸した。優良株で構成するダウ工業株30種平均は前日終値比97.31ドル高の3万4230.34ドルで終了し、終値の史上最高値を約3週間ぶりに更新した。一方、ハイテク株中心のナスダック総合指数は51.07ポイント安の1万3582.43で引けた。
ニューヨーク証券取引所の出来高は前日比3億1689万株減の6億9366万株。
景気回復期待を背景に、エネルギーや素材、金融などの景気敏感株が買われ、相場を下支えした。ここ最近売られていたハイテク株にもやや買い戻しが入り、おおむねプラス圏で推移した。ただ、株式市場全体は手掛かり材料難で方向感に乏しい展開となった。
イエレン米財務長官が前日、バイデン政権の成長戦略に関し、「景気が過熱しないよう金利がいくらか引き上げられる必要があるかもしれない」と発言し、株の売り材料になったとみられる。イエレン氏は別のインタビューで「(利上げを)予想したり(米連邦準備制度理事会=FRB=に)勧めたりしたものではない」と発言を修正。投資家の間で安心感が広がった。
午前に発表された米経済指標は堅調な内容だったが、市場予想には届かなかった。4月のADP全米雇用報告は、非農業部門の就業者数が前月比74万2000人増と、7カ月ぶりの高水準。サプライ管理協会(ISM)の4月の米サービス業購買担当者景況指数(PMI)は62.7で、過去最高を記録した前月からは低下した。
個別銘柄(暫定値)では、エクソンモービルが3.1%高、化学大手ダウが2.8%高、シェブロンが2.6%高など、エネルギーや素材株の上げが目立った。この他、JPモルガン・チェースが1.3%高など、金融株も高かった。一方、ウーバー・テクノロジーズが3.3%安、ボーイングが2.4%安、フェイスブックが1.1%安となった。(了)
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2021-05-05 20:54:15Z
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