24日の東京株式市場で日経平均株価は反落か。21日の米株式市場でハイテク株に売りが目立ち、ナスダック総合株価指数が下落したことが重荷となりそうだ。暗号資産(仮想通貨)市場でビットコインが再び急落する場面があったことも投資家のリスク回避姿勢を強めるだろう。市場では下値のメドは2万8000円程度との見方があった。
中国政府がビットコインのマイニング(採掘)への取り締まりを強化すると発表したのをきっかけに、ビットコインが再び下落した。市場心理が悪化して21日の米株式市場では投資尺度面で割高感のあるハイテク株中心に売りが出て、ナスダックが0.5%安で終えた。
ビットコインはその後も投げ売りが続き、日本時間24日未明には一時3万1100ドル近辺と大幅下落した。ここのところ仮想通貨の動向は投資家心理に影響しやすくなっており、きょうの東京市場でもグロース(成長)株を中心に売り圧力が強まりそうだ。
半面、景気敏感株は買われて下値を支えるだろう。21日に発表された米国の5月の購買担当者景気指数(PMI)速報値は過去最高を記録した。米国の景気回復が順調に進むとの見方は根強い。
国内ではきょうから東京と大阪で65歳以上を対象とした新型コロナウイルスワクチンの大規模接種が始まる。経済正常化への一定の期待から相場の支えとなりそうだ。
きょうは日本百貨店協会が4月の百貨店売上高を公表する。日銀の黒田東彦総裁が夜に日銀金融研究所の国際会議であいさつを予定する。ドイツ、スイス市場が休場となる。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕
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2021-05-23 23:06:15Z
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