首都圏を地盤とするスーパーのオーケー(横浜市)が、関西に店舗を構える中堅食品スーパーの関西スーパーマーケットを買収する方向で検討していることがわかった。関西スーパーを巡っては、阪急阪神百貨店を傘下に持つ流通大手のエイチ・ツー・オー(H2O)リテイリングが子会社化を決めており、争奪戦に発展する可能性が出てきた。
オーケーは今年6月、株式の約7%を保有する関西スーパーに対し、水面下で株式公開買い付け(TOB)による買収を提案。これに対し、関西スーパーは弁護士らによる特別委員会を設けて検討した結果、同じ関西が地盤で筆頭株主のH2Oの傘下に入ることを決め、8月31日に公表した。
関西スーパーは10月下旬に開く臨時株主総会で、H2Oによる子会社化を決める予定だ。承認には出席株主の3分の2以上の賛成が必要で、オーケーは他の株主に反対するよう働きかけるとみられる。
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2021-09-02 14:21:00Z
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