【NQNニューヨーク=古江敦子】15日のニューヨーク外国為替市場で円相場は続伸し、前日比30銭円高・ドル安の1ドル=109円35~45銭で取引を終えた。アジア・欧州市場で円買いが強まった流れを引き継いだ。ただ、米市場では米長期金利の上昇などでドルが買われ、円は上げ幅を縮小して終えた。
円は朝方に109円11銭まで上昇する場面があった。14日発表の8月の米消費者物価指数が伸び悩んで米国のインフレ観測が後退し、米連邦準備理事会(FRB)が金融緩和の縮小に慎重になるとの見方が続いていた。
ニューヨーク連銀が朝方発表した9月の製造業景況指数が市場予想を大きく上回ると、円は上値が重くなった。米景気は底堅いとの見方から米長期金利が上昇し、日米金利差の拡大を見込むドル買い・円売りを誘った。米株式相場の上昇で投資家心理が改善し、低リスク通貨とされる円の重荷になった面もあった。
円の安値は109円45銭だった。
円は対ユーロで続伸し、前日比25銭円高・ユーロ安の1ユーロ=129円20~30銭で取引を終えた。
ユーロは対ドルで横ばいを挟んで4営業日ぶりに反発し、前日比0.0010ドル高い1ユーロ=1.1810~20ドルで終えた。ユーロ買いが先行した。だが、米長期金利の上昇で欧米金利差の拡大を見込むユーロ売りが出て、上げ幅を縮小して終えた。この日の高値は朝方につけた1.1832ドル。安値は1.1804ドルだった。
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2021-09-15 21:59:27Z
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