内閣府が18日発表した2021年1~3月期の国内総生産(GDP)速報値は、物価変動の影響を除く実質で前期比1.3%減、年率換算では5.1%減だった。マイナスは3四半期ぶり。緊急事態宣言の再発令による外出自粛で個人消費が大きく減少した。
QUICKが集計した民間予測の中央値は前期比1.2%減、年率換算で4.6%減だった。
生活実感に近い名目GDPは前期比1.6%減、年率では6.3%減だった。名目でも3四半期ぶりマイナスとなった。
実質GDPの内訳は、内需が1.1%分の押し下げ効果、外需の寄与度は0.2%分のマイナスだった。
項目別に見ると、個人消費は1.4%減と、3四半期ぶりにマイナスだった。経済活動の制限で外食や宿泊などサービス関連の消費が低迷した。
設備投資は1.4%減で、2四半期ぶりにマイナスとなった。民間在庫の寄与度は0.3%のプラスだった。
住宅投資は1.1%増と、2四半期連続でプラスだった。公共投資は1.1%のマイナスだった。
輸出は中国などアジア向けが回復し、2.3%増となった。輸入は企業の生産活動の伸びを背景に4.0%増だった。
総合的な物価の動きを示すGDPデフレーターは前年同期と比べてマイナス0.2%だった。輸入品目の動きを除いた国内需要デフレーターは0.5%のマイナスだった。
同時に発表した20年度のGDPは実質で前年度比4.6%減、生活実感に近い名目で4.0%減だった。1955年の調査開始以来で最大の落ち込みとなった。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕
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2021-05-17 23:50:55Z
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