[東京 29日 ロイター] - きょうの東京株式市場で日経平均株価は、上値の重い展開が想定されている。前日の米国株式市場はまちまちの展開だったが、ナスダックは上昇しており、東京市場でも半導体などハイテク株の上昇が日経平均を下支えするとみられる。一方、景気敏感株は利益確定売りが優勢となりTOPIXの重しとなりそうだ。全般的には材料難のため、商いは引き続き低調になるとみられている。
日経平均の予想レンジは2万8800円─2万9100円。
28日の米国株式市場はナスダック総合.IXICとS&P総合500種.SPXが最高値を更新し、ダウ工業株30種.DJIが反落。ハイテク株に買いが入る一方、アジアでの新型コロナウイルス感染拡大を巡る懸念などから景気循環株は下落した。
現在のドル/円は110.60円付近で、前日午後3時時点の110.66円からほぼ横ばい。シカゴの日経平均先物9月限(円建て)清算値は2万8915円と前日の現物終値(2万9048円02銭=28日)を約133円下回っている。ハイテク株の一角の上昇は日経平均の下値を支えそうだが、上値は重い展開が想定される。7月月初に重要経済指標を控えていることもあり、明日・明後日は引き続き様子見に支配されるとみられている。
新型コロナウイルスの変異株に対する警戒感は、日本株にとっても重しとなるとみられている。「感染拡大で再びグロース株優位の相場になりつつある。日経平均がなかなか2万9000円台で定着しない中で変異株といった悪材料が出てしまうと、調整に入りやすい」(運用会社)との声が聞かれた。
主なスケジュールでは、国内で5月有効求人倍率(厚労省)が発表されるほか、Waqoo4937.T、BlueMeme4069.T、オムニ・プラス・システム・リミテッド 7699.Tがマザーズ市場に新規上場する。米国では6月消費者信頼感指数(コンファレンス・ボード)の発表を控えている。
前営業日終値 年初来高値 年初来安値
日経平均.N225 29048.02 30714.52 27002.18
-18.16 2021年2月16日 2021年1月6日
シカゴ日経平均先物9月限 28915(円建て)
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2021-06-28 22:52:00Z
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