Jumat, 20 Agustus 2021

NY円、横ばい 1ドル=109円70~80銭 リスク回避の円買い入るも方向感欠く - 日本経済新聞

【NQNニューヨーク=戸部実華】19日のニューヨーク外国為替市場で円相場は横ばいとなり、前日と同じ1ドル=109円70~80銭で取引を終えた。世界的な株安を受け、低リスク通貨とされる円には買いが入りやすかった。ただ、流動性が高く円と同様にリスク回避の際に上昇しやすいドルも幅広い通貨に対して買われ、相場は方向感を欠いた。

前日発表された7月開催分の米連邦公開市場委員会(FOMC)の議事要旨を受け、米連邦準備理事会(FRB)が年内にテーパリング(量的緩和の縮小)を開始するとの観測が強まった。新型コロナウイルスのインド型(デルタ型)の感染拡大が懸念される中、緩和マネーの供給が減るとみて世界の主要な株式相場や国際商品相場が下げ、投資家のリスク回避姿勢が広がった。米ダウ工業株30種平均の下げ幅は一時270ドルとなり、円買いを誘った。

米債券市場では米長期金利が低下した。日米金利差の拡大観測が後退したことも、円買い・ドル売りにつながった。

円は買い一巡後は伸び悩んだ。米金融緩和の縮小観測がドルの先高観につながり、ドルがユーロや英ポンドに対して買われ、原油安を受けてドルはオーストラリアドルやカナダドルに対しても上昇した。主要通貨に対するドル買いが対円にも波及した。ドルの総合的な強さを示すインターコンチネンタル取引所(ICE)算出のドル指数は19日、93台半ばと昨年11月以来の高水準となった。

円の高値は109円52銭、安値は109円83銭だった。

円は対ユーロで反発し、前日比35銭円高・ユーロ安の1ユーロ=128円15~25銭で取引を終えた。

ユーロは対ドルで下落し、前日比0.0035ドルユーロ安・ドル高の1ユーロ=1.1670~80ドルで取引を終えた。リスク選好局面で買われやすいユーロには売りが優勢だった。FRBの早期のテーパリング開始観測もユーロ売り・ドル買いにつながった。

ユーロの安値は1.1673ドル、高値は1.1704ドルだった。

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2021-08-19 21:43:16Z
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