塩野義製薬が開発中の新型コロナウイルス治療薬について、年内にも厚生労働省への条件付き早期承認の申請を目指していることが6日、分かった。飲み薬タイプで、自宅でも服用できることを想定しており、軽症や中等症患者の重症化を防ぐ効果が見込まれる。実用化の時期は未定としている。
塩野義は7月に新型コロナ治療薬の臨床試験(治験)を開始。ウイルスの増殖を抑制することで病状の悪化を防ぐ。国内で軽症者向けのコロナ治療薬は現在、点滴薬だけで飲み薬はない。実用化されれば、医療体制の逼迫(ひっぱく)を抑えることも期待される。
海外供給も検討しており、米国の生物医学先端研究開発局(BARDA)と協議を進めている。
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2021-08-06 04:05:00Z
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