英国政府は中国の通信機器メーカー、華為技術(ファーウェイ・テクノロジーズ)に適用される国内規制を強化する公算だ。事情に詳しい関係者が明らかにした。ファーウェイ製品の全面禁止には至らないという。
情報が部外秘だとして匿名を条件に述べた同関係者によると、今回の措置は、中国の情報機関がスパイ活動のためにファーウェイのシステムを利用する恐れがあるとの懸念に対応したもの。国による監視が強化される見通しで、同国通信網の中核部分でファーウェイ製品の使用を制限する可能性がある。
英国の通信サプライチェーンを対象に6カ月間にわたる調査が行われ、報告書は23日にメイ英首相が議長を務める英国家安全保障会議(NSC)に提出された。当局者は報告書の内容を精査した上で数日内に最終決定を下す。英紙テレグラフは、第5世代(5G)移動通信ネットワークについて一部設備にファーウェイ製品の使用を認めることをメイ首相が決定したと報じたが、首相府はテレグラフの報道内容についてコメントを控えた。
ファーウェイは同社機器が国のスパイ行為に対して脆弱(ぜいじゃく)であるとの見方を否定している。同社広報担当は電子メールで「英国政府が国内5Gネットワークの構築にファーウェイの関与を認める方向で動いているとの報道は喜ばしいことだ」とし、「政府からの正式な発表を待っており、引き続き政府および業界との緊密な連携を図っていく」と表明した。
原題:U.K. Said to Prepare Tougher Rules on Huawei, Avoid Full Ban (1)(抜粋)
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2019-04-24/PQGHKH6K50XT01
2019-04-24 11:40:00Z
52781682687979
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