Kamis, 18 April 2019

スズキ202万台リコール=過去最多、経営に打撃-ブレーキなど検査不正で(時事通信) - Yahoo!ニュース

 スズキは18日、ブレーキなどの検査不正問題を受け、保安基準に適合しない恐れがあるとして、軽乗用車「スペーシア」など29車種計約202万1500台(2015年5月~19年2月製造)をリコール(回収・無償修理)すると国土交通省に届け出た。

スズキ、ブレーキ検査でも不正=40車種、200万台リコールへ-保安基準不適合も

 1回の届け出台数としては国内で過去最多。大規模な検査不正により、スズキの信頼は失墜し、経営への打撃となった。

 同社は12日の記者会見で、今回のリコール費用を約800億円と説明した。国交省は道路運送車両法に基づき、行政処分などを検討する。

 リコール対象車はスズキのスペーシアと「ワゴンR」「ハスラー」「アルト」など17車種、日産自動車やマツダ、三菱自動車からの受託生産が12車種に上った。

 スズキが公表した調査報告書によると、静岡県内の湖西、相良、磐田の3工場で、四輪車のブレーキ検査を行う際、駐車ブレーキを使って合格の数値を出したほか、内容を一部省略するなどしていた。速度計などの検査でも、手順通りに作業せず合格判定を下していた。

 問題が見つかり、本来は不合格となる車両を、上司の指示で合格として処理したり、チェックシートの記録を改ざんしたりした。検査員の証言などから不正は1981年6月ごろから行われ、今年1月ごろまで続いていた可能性があるという。

 これまで否定していた無資格者による検査も判明。さらに、無資格検査の隠蔽(いんぺい)工作も行われ、工場の課長クラスが関与していたとされる。

 スズキは「多大なご心配ご迷惑をおかけいたしましたこと、心よりおわび申し上げます」とコメントした。 

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2019-04-18 06:00:00Z
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