南アフリカなどで確認され、感染者数が急増している新型コロナウイルスの新たな変異株について、世界保健機関(WHO)は26日、デルタ株などと並ぶ「懸念される変異株」に指定し、ギリシャ文字から「オミクロン株」と名付けた。従来の変異株と比べて数多くの変異が見られ、ワクチンが効きにくい可能性や感染拡大のスピードが速い傾向があるとの指摘もあり、研究者らが分析を急いでいる。
英メディアによると、オミクロン株は11月11日、アフリカ南部ボツワナで最初に確認された。その後、南アの行政首都プレトリア、最大都市ヨハネスブルクのあるハウテン州で感染が拡大。研究者らは現段階で同州での新たな感染の9割程度がオミクロン株によるものと推計しているという。
オミクロン株は香港やイスラエル、ベルギーでも確認されている。香港の感染者は南アから、イスラエルの感染者はアフリカ南部マラウイからの渡航者だった。
ベルギーのケースは26日に同国政府が発表したもので、欧州で初の確認例となった。報道などによるとこの感染者は11月中旬にエジプト旅行からトルコ経由でベルギーに帰国した女性で、ワクチンは接種していなかった。
一方、イスラエル政府の26日の発表によると、1人の感染が確認されたほか、感染した可能性の高い人が3人いるという。既に国内でオミクロン株の感染が広がっているおそれもあり、政府の新型コロナ対策を主導するサルマン・ザルカ医師は「人混みには行かず、家にいることを推奨する」と国民に呼び掛けた。
イスラエルは世界有数のワクチン接種国で、ワクチンを2回接種した人は人口の6割、3回接種した人は人口の4割を超えている。
【ロンドン服部正法、ブリュッセル岩佐淳士、エルサレム三木幸治】
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2021-11-27 02:00:32Z
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