Selasa, 28 Februari 2023

2022年の出生数、初の80万人割れ 想定より8年早く - 毎日新聞

写真はイメージ=ゲッティ
写真はイメージ=ゲッティ

 厚生労働省は28日、人口動態統計の速報値を公表した。2022年の出生数は過去最少の79万9728人で、統計を取り始めた1899年以降、初めて80万人を割った。一方で死亡数は高齢化を背景に、過去最多の158万2033人。出生数から死亡数を引いた「自然減」は78万2305人で過去最大となり、少子高齢化による人口減少社会の進行を象徴する結果となった。

 出生数は前年から4万3169人減り、5・1%減となった。21年は新型コロナウイルスの感染拡大により出産を先送りする「産み控え」の影響が指摘されており、22年も出生数の落ちこみ幅は大きい結果となった。

出生数の推移
出生数の推移

 死亡数は、前年から12万9744人増え、8・9%の増加。20年に新型コロナへの警戒から一時的に減少したものの、高齢化を背景に増加が続く。婚姻数は51万9823件で3年ぶりに増加。離婚件数は18万3103件で前年比2・5%の減だった。

 速報値には、日本在住の外国人や在外日本人の数が含まれる。今後発表される確定値は、日本に住む日本人の数で集計するため、速報値より少なくなる見込みだ。国立社会保障・人口問題研究所は、確定値で80万人を割るのは30年と推計していたが、想定より8年ほど早いペースで少子化が進んでいる。【奥山はるな】

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2023-02-28 05:29:25Z
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