1月下旬の今季最強の寒波に伴う雪で東海道線の線路のポイントが故障し、多数の列車が駅間に立ち往生した問題について、JR西日本の長谷川一明社長は20日、大阪市北区の本社で開かれた定例記者会見で「数々の不手際で多くのお客様にご迷惑をおかけした」と改めて謝罪した。改善策として「現場の社員の判断を優先し、最善であることを即断して実行していく体質にする」と述べた。
東海道線では1月24日夜~25日、山科(京都市)―高槻(大阪府)間でポイント21か所に雪が挟まるなどして故障。15本の列車が駅間に立ち往生して約7000人が最大約10時間にわたり車内に閉じ込められた。
長谷川社長は、体調不良者の有無など車内の状況を最も把握している乗務員から「乗客を降車させたい」といった申告が指令所にあったにもかかわらず対応が遅れた理由について、「指令所が乗務員の申告を集約、整理し、最善の判断をすることができなかった」との見方を示した。
その上で、列車の運行に関して指令所がマニュアルやルールに基づいて一元的に判断してきた従来の体制を改め、現場の意見を柔軟に取り入れる仕組みづくりを進めていく考えを示した。
JR西日本は、寒波の影響で20日夜から21日午前にかけて、京都周辺の東海道線などで列車の遅れや運休が発生する可能性があると発表した。最新の状況はウェブサイト「JR西日本列車運行情報」で確認できる。
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2023-02-20 12:08:00Z
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