[北京 19日 ロイター] - 中国当局は、米国との貿易戦争が長期化し、影響が大きくなるに伴い、あらゆる経済政策を発動する準備をしているものの、金利の引き下げといった、より積極的な措置は、事態がさらに悪化した場合の最後の手段として温存する方針のようだ。
中国政府の政策策定に助言する立場の複数の関係筋が明らかにした。
中国共産党中央政治局常務委員会は今月、2019年の残りの期間の経済・政策問題について協議する見通し。
関係筋の1人は「金融政策は幾分緩和されるだろう。金利の引き下げは米連邦準備理事会(FRB)の後になるだろうが、基準金利(の引き下げ)はあまり有効でない」と語った。
しかし、別の関係筋は、経済情勢が急激に悪化すれば、中国人民銀行(中央銀行)が基準金利を下げる可能性はあると指摘。
「外的ショックが大きく、FRBが利下げし続け、世界経済の状況が悪く、貿易摩擦が再燃、といった特殊な環境下で(基準金利を)下げることは可能だ。このツールの主な狙いは市場の信頼感を安定させることだ」と述べた。
人民銀行は2018年初頭からこれまでに銀行の預金準備率を6回引き下げているが、関係筋はさらに下げられる可能性があると指摘する。
また、中国政府は第3・四半期、第4・四半期の成長率が政府の今年の成長率目標(6─6.5%)の下限を下回るのを阻止する構えという。
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https://jp.reuters.com/article/china-economy-policy-idJPKCN1UE1B5
2019-07-19 11:25:00Z
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