Kamis, 17 Juni 2021

日経平均、ワクチン進展期待が支え(先読み株式相場) - 日本経済新聞

18日の東京株式市場で日経平均株価は前日終値(2万9018円)を挟んで一進一退しそうだ。前日の米株式市場の主要指数は高安まちまちで、景気敏感株に売りが目立った半面、ハイテク株が買われた。東京市場も前日に売り優勢だった成長(グロース)株の一角には買いが入りそうだ。国内では新型コロナウイルスのワクチン期待も根強い。市場では日経平均が2万8800~2万9300円程度で推移するとの見方があった。

米連邦準備理事会(FRB)が米連邦公開市場委員会(FOMC)で2023年中にゼロ金利政策を解除する方針を示唆したことで、17日の米株式市場では景気敏感株などに利益確定売りが目立った。ダウ工業株30種平均は4日続落し、210ドル安で終えた。

半面、米長期金利が1.50%まで低下したことで安心感が広がりハイテク株が買われた。主力ハイテク株で構成するナスダック総合株価指数は上昇した。

政府は17日、9都道府県で新型コロナ対策の緊急事態宣言を20日で解除することを正式に決めた。東京や大阪の大規模会場では64歳以下のワクチン接種が始まった。ワクチン接種の進展による経済正常化への期待は根強く、下落局面では押し目買いも入り相場を支えそうだ。

18日早朝の大阪取引所の夜間取引で日経平均先物は上昇した。9月物は前日の清算値と比べて130円高い2万9130円で終えた。

きょうは日銀が金融政策決定会合の結果を公表し、黒田東彦総裁が記者会見を開く。総務省が5月の全国消費者物価指数(CPI)を発表する。エーザイ日本郵政が株主総会を開く。東証マザーズ市場にEnjinが新規上場する。海外では5月の英小売売上高が発表となる。

〔日経QUICKニュース(NQN)〕

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2021-06-17 23:04:40Z
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