ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2022.05.03 16:58
昨年の車載用半導体の供給難にともなう悪夢が落ち着く前に世界的な悪材料まで加わり販売下落傾向は当分続くだろうという見通しが出ている。これに伴い今年の販売目標にも警告ランプが灯った。
◇今年は2月以外販売台数前年下回る
現代自動車グループが3日に明らかにしたところによると、ヒョンデ(現代自動車)と起亜は先月韓国と海外市場で前年同月比9%減となる54万8233台の販売台数を記録した。先月の国内販売台数はヒョンデが5万8700台で6.4%減、起亜が5万台で2.2%減となった。海外販売台数もヒョンデが25万1793台で9.7%減、起亜が18万7740台で7.1%下落した。
ヒョンデは1~4月累積では内外で合計121万1733台を販売し前年同期比10.2%減り、起亜は92万4277台で2%減少した。
ヒョンデ関係者は「車載用半導体の供給難が続く中でロシアとウクライナの戦争、中国のコロナ封鎖まで悪材料が重なった」と話した。こうした事情により昨年下半期か両社の販売台数はいずれも前年同月の水準を下回っている。販売台数が前年水準を回復したのは新車発売効果があった2月だけだ。
問題は、ウクライナ情勢と中国の都市封鎖が短期間で解決される状況でないだけに、販売下落傾向が少なくとも上半期中は続く恐れがある点だ。ひとまずロシアではヒョンデの打撃が大きい。3月初めからロシア工場の稼動が中断し販売台数が急減している。ヒョンデは1~2月にロシアで各1万台余りを売ったが3月は2400台ほどの販売にとどまった。起亜も毎月6000~7000台を売っていたが1000台余りに減った。4~5月の販売台数はまだ集計前だが3月と同水準かさらに減少した可能性が高い。
◇ロシアで販売台数急減…中国では依然として部品難
中国は順番に都市を封鎖したために生産・販売ともに振るわなかった。ヒョンデは1月に中国で2万4000台を売ったが3月には1万7000台ほどにとどまった。特に中国の封鎖令によりワイヤーハーネス、エアバッグコントロールユニット(ACU)のような部品調達が滞り韓国国内での生産にまで支障が出た。
自動車業界では、「こうした状況が続けば現代自動車グループが今年立てた販売目標の達成は厳しいだろう」という指摘が出る。
ヒョンデは昨年389万台を販売し、今年の目標を国内73万2000台、海外359万1000台の432万3000台に増やした。起亜もやはり昨年世界市場で277万台を販売し、今年の販売目標を国内56万2000台、海外258万8000台の315万台とした。
サムスン証券のイム・ウンヨン研究員は「中国の封鎖令による部品難の余波が深刻だった。先月だけでヒョンデと起亜それぞれ2万台ほど生産への影響が出たと理解している。半導体供給難と部品難が上半期まで続く恐れがあり、今年の販売目標達成は難しいとみられる」と予想する。続けて「ただ下半期に入れば昨年の販売台数が底を打ったベース効果と半導体供給難が少しずつ緩和している状況を考慮すると月間販売台数が前年より反騰できるだろう」と予想した。ロシア情勢と関連しては「全販売台数に占める割合が小さく、不足する半導体を他の工場に回すことができて影響は限定的」と話した。
◇販売台数目標達成に「黄信号」
販売目標達成には黄信号が灯ったが、業績そのものは良好だろうという観測も出ている。大徳(テドク)大学自動車学科のイ・ホグン教授は「現代自動車グループの昨年の業績と今年1-3月期の業績を見ると、販売台数は減ったが営業利益率は6~7%で前年より上がった。マーケティング費用が減り、相対的に利益率が高いスポーツ多目的車(SUV)やジェネシスなど高級車を多く売ったため」と説明した。
ヒョンデ関係者は「半導体需給問題が当初予想より長引く恐れがある」としながらも「欧米でエコカーなど人気モデルを中心に販売戦略を立て、ヒョンデの場合、アイオニック6やグレンジャーなどが下半期に出撃すれば販売台数を引き上げられると期待している」話した。
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2022-05-03 07:58:00Z
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