日産自動車の前会長、カルロス・ゴーン容疑者(65)の弁護団が9日公開した、ゴーン容疑者がオマーンの販売代理店に日産資金を不正に支出したとして会社法違反(特別背任)容疑で再逮捕される前日に撮影した動画。日産自動車の現経営陣を痛烈に批判する一方、事件の詳細については語らなかった。
■「特段の中身なし」
カメラの前に座ったゴーン容疑者は、黒いジャケットにノーネクタイのワイシャツ姿。机の上に手を組んだまま約7分35秒、首を振るなど納得のいかない様子で語った。
冒頭、ゴーン容疑者は「最初のメッセージは私は無実だということです」と宣言。だが「無実」という言葉を繰り返すのみで、その根拠の説明はなかった。
弁護人の弘中惇一郎弁護士は事件の詳細に触れていないことを「検察側から主張も証拠もほぼ出ていない状況では想像で発言するのは不適当」と説明した。
ある検察幹部は動画の公開について「特段、中身がある動画ではない。目の前の捜査を尽くすだけだ」と冷静に受け止めた。
約20年間、事実上の経営トップを務め、8日に取締役を解任されたばかりのゴーン容疑者は「20年間、非常に多くの結果を残した」「日本経済にも貢献してきた」などとカリスマ経営者としての自負を見せ、「私は日本を愛し、日産を愛している」と強調した。
https://www.sankei.com/affairs/news/190409/afr1904090029-n1.html
2019-04-09 11:53:00Z
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