キリンホールディングス(HD)は16日、中国の華潤集団と合弁で展開する清涼飲料事業からの撤退を発表した。キリンが保有する合弁会社の全株式を中国の投資ファンドに約1150億円で譲渡する。キリンはミャンマーでのビール事業撤退を発表したばかりで、海外事業の見直しにより成長分野への投資を進める。
譲渡日は未定。キリンHDは令和4年12月期連結決算で、売却益約390億円を計上する見込み。華潤集団とは、知的財産権の使用や許諾などで業務提携を続ける。
合弁会社は華潤麒麟飲料で、キリンHDの持ち分は4割。ミネラルウオーターが主力で、キリンビバレッジの「午後の紅茶」やコーヒー「FIRE(ファイア)」を販売している。
キリンHDは、2017年にブラジルのビール事業、21年にはオーストラリアの清涼飲料事業を売却。今月14日には、ミャンマーのビール事業からの撤退方針を発表した。
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2022-02-16 02:18:28Z
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