機械、人力は有限なのです。
車両まわりは手作業で除雪
「人力除雪は一部なのでしょう?」「除雪用機械をどんどん走らせれば済むんじゃないの?」「なにのんびりやってるの?」
2022年2月上旬、近年では稀に見る大雪に見舞われた札幌市ですが、JR北海道の札幌近郊路線は軒並み運休しました。するとJR北海道へ、利用客から上記のような疑問が多く寄せられたとのこと。実際2月6日(日)には、列車運行中に風雪が急激に強まり、吹き溜まりが相次いで発生。途中で運行不能となった列車が多くありました。同社は次のように説明し、理解を求めます。
「列車は進めなくなったまま複数の駅に留置されました。運転再開のため、1編成ずつ車両基地に動かして、列車が通常走行する『本線』を開ける作業を行いますが、除雪機が行けるのは車両手前までで、埋まった列車の付近は手で掘り出すしかありません」
ようやく1本の列車を移動し終えたら、除雪機を次の留置列車に向かわせ、同様の手順を繰り返します。JR北海道によると、今回の大雪では29編成が立ち往生したとのこと。線路の上を進む除雪機は、列車が進路をふさいでいれば当然ながら別の線路を伝い、ポイントなどを渡りながら目的の列車まで向かわなければなりません。上下線であっても、場合によっては遠回りを強いられます。除雪に時間がかかり、また運転再開の見通しがなかなか立たないのは、このような事情ゆえです。
「手稲~札幌~新千歳空港間を優先して作業を進めているとのこと。なぜその区間か? 不公平ではないか?」
このような意見も寄せられたそう。これについてJR北海道は次のように説明します。
https://news.google.com/__i/rss/rd/articles/CBMiImh0dHBzOi8vdHJhZmZpY25ld3MuanAvcG9zdC8xMTUzMjPSAQA?oc=5
2022-02-10 07:22:00Z
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