2021年03月25日22時39分
【カイロ時事】大型コンテナ船が座礁して航路がふさがれているエジプトのスエズ運河では25日も、通航再開に向けて船を移動させる作業が続けられた。ただ、船の大きさや強風などの影響で復旧活動は難航している。海上輸送の要衝であるスエズ運河を通れずに待機する船舶は150隻近くに達しており、世界的な物流の停滞が長期化しかねない懸念が出ている。
愛媛県今治市の正栄汽船が所有するコンテナ船「エバーギブン」(全長400メートル、幅59メートル)は23日に座礁。運河をふさぐ形でほぼ横向きになり、船首部分が岸にぶつかり立ち往生している。当局は24日から船を元に戻そうと試みているが、総トン数22万トンの世界最大級の船舶だけに進展は見られない。現地の海運会社によると、25日午前の作業は潮流の悪影響で中断されたという。
25日からは数々の海難救助案件を手掛けたオランダのサルベージ会社が復旧作業に加わる予定だが、船の状態や作業手順の確認にさらに時間を要する可能性もある。米ブルームバーグ通信は、運河の水位が増して移動させやすい満潮時期を考慮すれば「離礁させる絶好の機会は28日か29日までないかもしれない」とする専門家の見方を伝えた。
正栄汽船は25日、ホームページ上で関係者に謝罪するとともに、現地当局や船舶管理会社と進めている離礁作業は「困難を極めている状況」と明らかにした。一方、この船を運航する台湾の長栄海運は、座礁に伴う賠償責任は船主が負うとする立場を示した。
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