Selasa, 23 Maret 2021

米インテル、半導体生産の大規模投資を発表-TSMCと直接競争へ - ブルームバーグ

インテルは23日、新たな工場の建設で大規模な投資を行い、他社向けに半導体を製造するファウンドリー(受託生産)事業に乗り出す計画を明らかにした。半導体製造でリーダー的地位を取り戻すことを目指している。発表を受け、インテルの株価は一時約5%上昇した。

  パット・ゲルシンガー新最高経営責任者(CEO)が発表した計画は、インテルが台湾積体電路製造(TSMC)と直接競争することにつながる積極的な動きだ。

  インテルはファウンドリー事業参入のため、当初200億ドル(約2兆1700億円)投じて米アリゾナ州に2つの新工場を建設する。このほか米欧などでもさらなる工場を計画する。同CEOはインテル半導体の大半を自社生産する考えを示した。

Intel shares rally on new CEO's plan to embrace chip manufacturing

  インテルは最先端の自社工場で製品を設計することで、4000億ドル規模の半導体業界で数十年にわたり支配的な地位を維持した。だが他のメーカーの大半がファウンドリー業者を活用する中で、インテルは新しい製造技術の目標期限を達成できないなど、従来の戦略がここ数年で崩れ始めた。

  ゲルシンガー氏の前任者は、自社生産を完全にやめることを検討し、一部の投資家はインテルが生産の外部委託でコストを削減するよう期待していた。新たな計画はいずれのアプローチも否定し、多年にわたり多額のコストをかけてインテルの製造の伝統にあらためてコミットするものとなった。

Asian Countries Overtake U.S., Europe in Chip Manufacturing

Source: Semiconductor Industry Association/Boston Consulting Group Report

  同社は23日のプレゼンテーションで、2021年の設備投資が最大200億ドルになるとの見通しを明らかにした。昨年の140億ドルから拡大する。同社が示した今年の売り上げ見通しは、ウォール街の予想に届かなかった。

原題:Intel Spending Billions to Revive Manufacturing, Chase TSMC (2)(抜粋)

(設備投資の見通しなどを追加して更新します)

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2021-03-23 22:02:00Z
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