アメリカの長期金利の上昇が、株式市場に動揺を与える中、FRB=連邦準備制度理事会のパウエル議長は4日の講演で、長期金利の上昇に懸念を示しました。ただ、市場では、強い警戒感までは示さなかったと受け止められ、長期金利は再び上昇し、ニューヨークの株価は、大幅に下落しました。
4日のニューヨーク株式市場ダウ平均株価の終値は、前の日に比べて、345ドル95セント安い、3万924ドル14セントでした。
パウエル議長の発言直後には、値下がり幅が一時、700ドルを超えるなど、大幅な下落となりました。
また、IT関連銘柄の多いナスダックの株価指数は2%を超える急落で、この日の値下がりでことしの上昇分がなくなり、去年末に比べてマイナスに転じました。
日米の株式市場は、ここのところ、アメリカの長期金利の上昇を受けて株価の下落傾向が続いていて、4日のパウエル議長の発言に注目が集まっていました。
この中で、パウエル議長は「債券市場の混乱が続けば、景気回復に向けたFRBの目標達成が危ぶまれる」と述べ、長期金利の動きに懸念を示しました。
ただ、パウエル議長は「経済活動の再開にともなって消費が増えれば物価は上昇する可能性がある」とも述べていて、市場では「期待していたほど強い警戒感を示さなかった」と受け止められ、逆に長期金利の上昇につながりました。
4日のニューヨークの株価が大幅に下落したことで、このあとの東京市場の値動きが注目されます。
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2021-03-04 21:06:11Z
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