Sabtu, 09 September 2023

秋本議員が国会質問を直前に変更…風力開発からの依頼に便宜か - 読売新聞オンライン

 洋上風力発電事業を巡る汚職事件で、秋本 真利まさとし ・衆院議員(48)(受託収賄容疑で逮捕)が2019年2月の国会質問の直前、「日本風力開発」(東京)側からの依頼で質問内容を急きょ変更し、予定にはなかった青森県での事業を追加していたことがわかった。東京地検特捜部は、秋本容疑者が同社の依頼(請託)で便宜を図ったことを示す重要な事情とみて調べている。

 秋本容疑者は7日、同社の塚脇正幸・前社長(64)からの依頼で国会質問などで便宜を図った見返りに、19年3月~23年6月に計約6140万円の賄賂を受け取った疑いで逮捕された。

 関係者によると、秋本容疑者は19年2月の国会で、当初は、防衛関連施設の存在を理由に洋上風力発電事業を見送った静岡県内の事例を踏まえて質問をすると関係省庁に通告し、業界団体にも知らせていた。青森県・陸奥湾での事業参入を目指していた同社側は質問内容を知り、秋本容疑者の事務所関係者に「青森についても質問してほしい」と依頼。事務所関係者は秋本容疑者にメールで報告したという。

 これを受け、秋本容疑者は同月27日の衆院予算委員会分科会での質問で、「青森県で心配な事象を把握したので追加で質問を通告し、防衛省に急きょ来てもらった」と述べ、同県での事業に言及。防衛関連施設への影響を理由に陸奥湾を「調整困難なエリア」などと位置付けた県の資料を示しながら、「国防に支障のない範囲であれば、防衛省は柔軟に応じ、洋上風力が青森県でもしっかり展開されるべきだ」と発言していた。

 特捜部は、質問の翌月に秋本容疑者が議員会館の事務所で塚脇前社長から借り入れた現金3000万円を、依頼に沿った質問をした見返りの賄賂だったとみている。秋本容疑者は、「日本風力開発の利益のために国会質問をしたことはない」と容疑を否認している。

Adblock test (Why?)


https://news.google.com/rss/articles/CBMiN2h0dHBzOi8vd3d3LnlvbWl1cmkuY28uanAvbmF0aW9uYWwvMjAyMzA5MTAtT1lUMVQ1MDA3MS_SAQA?oc=5

2023-09-09 20:00:00Z
2396003418

Tidak ada komentar:

Posting Komentar